チームを自走化させて最大のパフォーマンスを得るための組織設計

こんにちは。礼司(@iosononelcielo)です。

チームのパフォーマンスにおける最大ゴールは「自走化」、すなわちメンバー一人ひとりが主体的に動き、リーダーが事細かに指示を出さなくても勝手に回る状態を作ることです。

 

今回はその自走化に向けて、コミュニティマネージャーやチームの幹部層はどんな施策を実施していけばいいのかについてお話していきます。

 

なぜチームの自走化が必要なのか

まず、そもそもなぜチームを自走化させることが必要なのか。

その理由は簡単で、ひとりでできることには限界があるからです。

 

どんなに優れた能力のあるリーダーであっても、1日に24時間しか与えられていないのは平等であり、必然的にやれることには上限があります。

そこでビジョンや描きたい未来を同じくする仲間=チームメンバーを得て協働することで、得られる結果は何十倍にも跳ね上がります。

 

ところが、チームビルディングに関しては注意が必要。

  • 下位メンバーに細かく指示を出してしまい、メンバーが自分で考える機会がない。
  • メンバー一人ひとりに忖度しすぎて意思決定のスピードが遅い。

こうした状況はチームの自走化とは程遠い状況です。

 

何においてもそうですが、

本気でやれば楽しい。

このシンプルな法則を達成するためにも、自分で考え動く「チームの自走化」をコミュニティマネージャーの手腕と設計によって実現していきましょう。

 

自走するチームの要件

自走するチームの要件は以下の4つです。

 

左側のふたつ、「役割」「報酬」はチームのパフォーマンスに関わる部分です。

 

ゲーミフィケーションの考え方にも共通するのですが、人間は

  • 何をしたらいいか分からない。
  • 行動した結果、良かったのか悪かったのか分からない。

という状況に対しモチベーションを上げることができません。

 

そこでチームメンバーに対しては、あなたは〇〇をやってくださいね、という「役割」と、やってくれたことに対してもらえる「報酬」、さらに言えば報酬がもらえる基準を設計してあげます。

 

「指示」ではなく「役割」である、というところがポイントです。

メンバーに与えるのはあくまで「何について考えるのか」という大まかなカテゴライズであり、実際のタスクは役割を与えられたメンバー自身に考えてもらいます。

 

右側のふたつ、「ビジョン共有」「チームへの愛着」は、チームのあたたかさを作る部分です。

成果を出すだけのチームであれば分かりやすく金銭という報酬がもらえる会社で十分ですが、これから僕たちが作るのは、チームでありコミュニティです。

 

せっかくですからチームのことが大好きな人をたくさん育てましょう。

 

 

*  *  *

というわけで、

【パフォーマンス】と【あたたかさ】

この2軸が、チームを自走化させていくための重要な両輪となります。

 

続いて

  1. 役割
  2. 報酬
  3. ビジョン共有
  4. チームへの愛着

という4要件に対し、実際にどのような施策を打っていけば良いのかについて書いていきます。

 

施策1.役割と報酬を仕組み化する

チームを作るとき、まずは所属するメンバー一人ひとりに役割を持ってもらいます。

 

「夢を追えるプラットフォーム」の場合、

  • 広報・PRプロジェクト
  • グッズづくりプロジェクト
  • イベント企画プロジェクト

のようにいくつかのプロジェクトを立ち上げ、メンバーに興味のあるプロジェクトに参加してもらいました。

プロジェクトに参入するという作業により、メンバーはコミュニティのなかで「自己決定」という行動を体験します。

 

これがゆくゆくはメンバーの自主性の土台へと繋がっていくわけです。

 

「報酬」は必ずしも金銭的な報酬でなくてもOKです。(立ち上げ初期のチームではお金に余裕がないことも多いですよね)

  • リーダーや幹部層がメンバーの貢献を褒める。リアクションする。
  • 貢献をポイント制で可視化し、ポイントをためると小さなご褒美がもらえる。

 

こうした工夫によって報酬の仕組み化を行っていきましょう。

 

施策2.ビジョンを共有する

チームのビジョンは大きく分けて、

  • ビジョン:どんな未来に辿り着きたいのか
  • ミッション:そのためにチームとして何をするのか
  • バリュー:チームの強みは何か
  • ロードマップ:チームのビジョンに向かってどんな手順で辿り着くのか

という要素からなります。

 

これらを言語化し、グーグルドライブなどメンバーがいつでもアクセスできる場所へと置いておきましょう。

5人以内のチームであれば、ミッション・ビジョン・バリューを作る過程を一緒に経験することをおすすめします。

 

施策3.チームへの愛着を育てる

チームメンバーのチームへの愛着育成は、2方向からアプローチすることができます。

ひとつめは、チームへの愛着はかけたコストに比例するということ。

 

単純接触効果の原則にもあるように、チームに対し時間、お金、労力をかけた分だけ、メンバーはチームのことを大切に思うようになります。

ミーティングでもslackでもいいので、できる限りメンバーと接触してコミュニケーションを図り、チームのことを何度も思い浮かべてもらうようにしましょう。

 

ふたつ目のアプローチは、自己認識・自己開示・自己表現の機会を作ってあげることです。

各メンバーに質問を投げかけてもいいですし、チーム内のミニイベントで価値観ベースの会話が行われるきっかけを作ります。

 

返報性の法則(相手にしてもらったことはお返ししたくなる)に従って、まずはコミュニティマネージャーやリーダーみずから、チーム内で自分自身のプライベートな話をしていくようにすると良いでしょう。

 

施策4.すべてを透明化する

最後に紹介する施策は、透明化です。

自走化するコミュニティの原則として、情報の透明化・平等化はとても重要です。

 

方法としては、チーム内にあるあらゆる情報に全メンバーがアクセスできるようにすること。

施策3.で紹介したビジョン、ミッション、バリュー、ロードマップは勿論のこと、リーダー・幹部層の思考や経営に関する重要なKPIなども下位メンバーが見ることができるようにします。

 

テクニックの必要な施策ですが、こうした情報の透明化・平等化を行うことで、メンバーは信頼されている喜びとともに圧倒的な当事者意識を持つようになります。

 

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